クラウドPBXは、海外でも利用することができるのでしょうか?ここでは、クラウドPBXを海外拠点に導入する方法やメリット、注意点などについて解説します。
クラウドPBXは、海外でも利用することができます。
オフィスに「主装置(PBX)」と呼ばれる構内交換機を設置しなくてはならない従来型とは異なり、クラウドPBXは、主装置をクラウド環境に仮想的に設置することで、インターネット回線を介して主装置と電話回線の相互接続を実現。
電話線ではなく、全世界に広がるインターネット回線を使うため、国内外のお客様とも直接電話が行えます。国を超えて海外拠点とも内線を構築することができるため、海外拠点のスタッフとも、まるで同じオフィスにいるかのように連絡を取ることが可能です。
クラウドPBXを導入して、海外拠点にビジネス電話環境を構築するメリットは、以下の4つです。
一番のメリットは、内線扱いにすることで、海外拠点のスタッフとも通話料無料で会話が行える点でしょう。これまで海外拠点と通話する際にかかっていた、外線通話料や国際電話料金、転送費用などのコストカットが期待できます。
また、クラウドPBXは、専用アプリをダウンロードするだけで、PC・タブレットやスマートフォンも内線端末として利用できます。このため、IP電話機の購入費用や設置費用を削減することが可能です。
世界のどこからでも日本の会社番号(代表番号)で発信ができる点もメリットです。着信を受け取る国内の顧客側も、安心して受電することができるでしょう。
ただし、クラウドPBXを海外で利用する際にはいくつかの注意点も存在します。まずは、事前の動作確認です。発信先番号によっては発信番号通知が正常に行われなかったり、発信できなかったりすることがあります。
またイギリスなど一部の国・地域の番号が着信できないケースもあるようです。クラウドPBX業者によっては海外での利用がサポート対象外になっている場合があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
また、国によっては法令でクラウドPBXの利用に必要なアプリケーションの持ち込みができない場合があるので注意が必要です。
クラウドPBXを導入すれば、海外拠点でもビジネス電話環境を構築し、コストを抑えて内線や外線を使うことが可能です。
ただし、クラウドPBX業者のサポート内容や現地の法令などによっては、スムーズに利用できない場合があるので注意しましょう。
クラウドPBXは価格や実績、音質などの「こだわり」や使いたい「機能」で選ぶのがポイントです。こちらのページでは、こだわり別に選べるPBX5選や機能別の絞り込み検索でおすすめのクラウドPBXを紹介しています。どのクラウドPBXを選べば良いか分からない!という方は、ぜひチェックしてみてください。
ここでは調査した20製品のうち、公式サイトに導入実績や実例を記載している信頼できるクラウドPBXの中から、
こだわり別におすすめのサービスを紹介します。
※2022年9月30日調査時点で、「クラウドPBX」とGoogle検索し表示されるクラウドPBX対応の会社20社のうち、導入実績や実例を公式サイトに掲載している10製品をピックアップ。そのなかで、公式HPで確認できる情報もとに以下の条件でこだわり別に各商品を選定しています。
■コスト・安さ=モバビジ(導入費用・月額費用が最も低価格だったため)
■システム連携=BIZTEL(連携できるシステム数が最も多かったため)
■導入スピード=CLOUD PHONE(導入までの日数が最も短期間だったため)
■導入実績=MOT/PBX(導入企業の社数が最も多かったため)
■音質=モバビジ(複数の機器で総務省判定基準クラスAを取得しているため)