電話を頻繁に使用する企業では、固定電話をかけ放題で利用するとコストを削減できます。本記事では、法人向け固定電話をかけ放題で利用する方法や注意点について詳しく解説します。
クラウドPBXは、クラウド上にPBX(電話交換機)を設置して、外線や内線を接続制御するサービスです。事務所に固定電話回線を引かなくても、インターネット回線を利用して固定電話として通話ができます。
多くの事業者がクラウドPBXを提供しており、料金体系もさまざまです。事業者によっては、特定の時間内の通話であれば通話料がかからないサービスを提供しています(※1)。こうしたサービスを利用することで、かけ放題を利用できます。
※1参照元:03Plus(https://03plus.net/price/kake_hodai.html.)
ひかり電話オフィスタイプは、同じ事業者間での通話がかけ放題になるサービス「グループ通話定額」を提供しています(※2)。社外の取引先や顧客などへの通話はかけ放題になりませんが、通常の固定回線では同じ事業者間であっても通話料がかかるので、一部の通話がかけ放題になるだけでも経費削減につながります。
※2参照元:NTT西日本(https://www.ntt-west.co.jp/smb/hikari_service/office/service/)
「おとく光電話」はIP電話サービスで、法人での利用も可能です。通話のほかに、転送や緊急通報などの機能を搭載しています。おとく光電話同士の通話が無料で、ソフトバンク携帯電話との通話が定額になります(※3)。通話料金を抑えたい法人に適しているサービスです。
※3参照元:ソフトバンク(https://www.softbank.jp/biz/voice/otoku-hikari/)
一般的な固定電話のかけ放題サービスでは、「すべての発信先に何分かけても無料」というわけではなく、条件付きで通話料を無料にしています。1回当たりの通話時間が長い企業にとっては10分だけのかけ放題では経費削減にならず、発信先がかけ放題の対象となるサービスを利用していない場合もあります。自社の平均的な通話時間や発信先などを考慮した上で、利用するかけ放題サービスを選びましょう。
法人向けの固定電話では、IVRや転送機能などを利用できます。かけ放題に近いサービスがあっても、必要な機能を利用できなかったり、固定電話にかかる費用が高くなったりする場合があります。通話料だけにとらわれず、回線数や機能、費用などを総合的に検討することが重要です。
法人向け固定電話のなかには、条件付きでかけ放題になるサービスがあります。自社の平均的な通話時間や発信先などを考慮した上で利用すれば経費削減につながりますので、ぜひ検討してみましょう。
以下のページではクラウドPBXについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
ここでは調査した20製品のうち、公式サイトに導入実績や実例を記載している信頼できるクラウドPBXの中から、
こだわり別におすすめのサービスを紹介します。
※2022年9月30日調査時点で、「クラウドPBX」とGoogle検索し表示されるクラウドPBX対応の会社20社のうち、導入実績や実例を公式サイトに掲載している10製品をピックアップ。そのなかで、公式HPで確認できる情報もとに以下の条件でこだわり別に各商品を選定しています。
■コスト・安さ=モバビジ(導入費用・月額費用が最も低価格だったため)
■システム連携=BIZTEL(連携できるシステム数が最も多かったため)
■導入スピード=CLOUD PHONE(導入までの日数が最も短期間だったため)
■導入実績=MOT/PBX(導入企業の社数が最も多かったため)
■音質=モバビジ(複数の機器で総務省判定基準クラスAを取得しているため)