クラウドPBXでは、スマホやパソコンなど多様な端末を利用することが可能です。ここでは、クラウドPBXで利用できる端末について解説します。
クラウドPBXでは、スマホ、PC・タブレット、SIP電話機などを使用することができます。スマホ、PC・タブレットなら、契約後アプリをインストールすれば内線端末としてすぐに利用することが可能です。
特に、持ち運びできるスマホはクラウドPBXとの相性が良く、外出先でもスムーズに電話対応ができるでしょう。社用だけでなく個人用のものも利用が可能。ほとんどのクラウドPBXサービスで端末制限やキャリア制限はありません。ただし、アプリに対応していないOSではインストールできないので要注意です。
SIP電話機は、「セッション・イニシエーション・プロトコル(Session Initiation Protocol)」の略で、インターネット回線を使用して通話を行える置き型タイプの電話機のことです。長年、従来型のPBXを使用していた企業で「使い慣れた電話機の方が良い」という場合におすすめです。ただし、クラウドPBXサービスによっては利用できるSIP電話機の機種が限定される場合があるので、確認してみてください。
個人携帯としてはスマホが一般的ですが、社用携帯としてガラケーを導入している企業は少なくありません。ガラケーは機能が絞られている分シンプルで扱いやすく、月額料金が安い、通話品質が良い、落としても壊れにくい、電池の持ちが良いなど、特にビジネス上のメリットが多くあるからです。また、大量のデータを扱えないため、情報漏洩のリスクが少ない点も魅力です。
多くのクラウドPBXでは、ガラケーも使うことが可能です。ただし、中にはガラケーに対応していないクラウドPBXも存在するので注意しましょう。
コロナ禍の影響でテレワークが普及するなど、多様な働き方が求められています。
クラウドPBXは、インターネットさえあれば、スマホやタブレット、ガラケーからも利用ができるため、場所を問わずに働くことが可能です。異なる場所にあるオフィスや、スマートフォン・タブレット・PCをつなげて内線機能や電話の取次ぎなどを行うこともできるため、拠点を複数持っている企業や外回りが多い企業、テレワークなどの多様な働き方を導入したい企業などにもおすすめです。
クラウドPBXなら、スマホやPC・タブレットなどを利用し、どこでもオフィスと同じ電話環境を構築することが可能です。ただし、従来型のPBXを長年使用していた企業では、いくら便利とはいえ急にスマホを内線化しても戸惑う社員がいるかもしれません。その場合は、SIP電話機や、ガラケーなども柔軟に採り入れながら、無理なく改革を行いましょう。
クラウドPBXはサービス提供企業ごとに機能やサービス内容が異なるため、各社のサービスを比較検討して選ぶことが大切です。
編集チームのおすすめは、価格や実績、音質などの「こだわり」や使いたい「機能」で選ぶこと。こちらのページでは、こだわり別に選べるPBX5選や機能別の絞り込み検索でおすすめのクラウドPBXを紹介しています。どのクラウドPBXを選べば良いか分からない!という方は、ぜひチェックしてみてください。
ここでは調査した20製品のうち、公式サイトに導入実績や実例を記載している信頼できるクラウドPBXの中から、
こだわり別におすすめのサービスを紹介します。
※2022年9月30日調査時点で、「クラウドPBX」とGoogle検索し表示されるクラウドPBX対応の会社20社のうち、導入実績や実例を公式サイトに掲載している10製品をピックアップ。そのなかで、公式HPで確認できる情報もとに以下の条件でこだわり別に各商品を選定しています。
■コスト・安さ=モバビジ(導入費用・月額費用が最も低価格だったため)
■システム連携=BIZTEL(連携できるシステム数が最も多かったため)
■導入スピード=CLOUD PHONE(導入までの日数が最も短期間だったため)
■導入実績=MOT/PBX(導入企業の社数が最も多かったため)
■音質=モバビジ(複数の機器で総務省判定基準クラスAを取得しているため)