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【クラウドPBX完全比較バイブル】~クラくらべ~ » 【解説】クラウドPBXとは? » クラウドPBXの規制について

クラウドPBXの規制について

総務省によって規制が強化されたクラウドPBX。ここでは、クラウドPBXの規制が強化された理由や、3つの規制について詳しく解説します。

クラウドPBXの規制が強化された理由とは?

緊急時に発信者の位置情報を特定できないため

クラウドPBXはアドレスが固定されていないため、緊急通報時に発信者の正確な位置を特定することが難しくなります。例えば社員が外出先で事故に遭い、クラウドPBXを通じて緊急通報する場合には、実際に社員がいる場所ではなく、会社の住所や登録された場所が警察や救急に伝えられることがあります。

これにより、時間とリソースが無駄になるだけでなく、救急対応が遅れることで人命に関わるリスクも高まります。このような課題を解決するために、発信者の位置情報が正確に反映されるようなシステムの改善や規制の見直しが求められているのです。

固定電話番号を悪用する人がいるため

クラウドPBXのもう一つの問題点は、固定電話番号が悪用されるケースが増えていることです。例えば、クラウドPBXを利用すれば、利用者が実際にはいない地域の固定電話番号を表示させたり、携帯電話番号やIP電話の番号を操作したりすることが可能です。

これにより、不正な勧誘や詐欺行為が行われやすくなります。このような不正利用が社会問題となり、消費者からの信頼性や安全性に対する不安が増大しています。迅速かつ適切な対策が必要であり、固定電話番号の使用に関する規制を明確にし、これらの悪用を防ぐための措置が強化されるべきと判断されたのです。

クラウドPBXの3つの規制について

緊急通報ができないようになった

クラウドPBXを利用した緊急通報ができないようになりました。クラウドPBXがインターネットに接続して通話を行うため、通話の位置情報を正確に提供できないためです。

火事や医療事故などの緊急事態が発生した場合に、固定電話や携帯電話ならば位置情報から迅速な対応が可能です。しかしクラウドPBXでは位置情報が特定できず、救急車や警察が適切な場所に迅速に到着することが困難になります。このためクラウドPBXから110番や119番などの緊急通報番号に発信できないように規制されています。

該当地域に住所がないと固定電話番号を取得できないようになった

クラウドPBXで固定電話番号を取得するには、使用する番号のエリア内に実際に住所が存在する必要があります。これは、オレオレ詐欺や振り込め詐欺などの犯罪防止の一環として導入された措置です。

たとえば、東京の「03」エリアの番号を取得したい場合、申込者は東京23区や狛江市、調布市など特定のエリアに住所を構えている必要があります。これにより、電話番号の乱用を防ぐと同時に、番号の信頼性を保つことが目指されています。

導入に審査が必要になった

クラウドPBXの導入には、利用者が信頼できるかどうかを判断するための審査が必要です。これには、利用者の住所や氏名だけでなく、事業の実態や財務状況が調査されます。

たとえば自己破産の経歴があるか、未払いの借金がないかなど、信用情報が厳しくチェックされます。この審査を通過することで初めて、クラウドPBXの導入が許可されます。これは不正行為を防ぎ、サービスの品質を保つために重要なプロセスです。

まとめ

まとめ

クラウドPBXの規制が強化された理由は主に2つあり、一つが緊急時に発信者の位置情報を特定できないため、もう一つが固定電話番号を悪用する人がいるためです。このような理由により、クラウドPBXは、緊急通報ができない、該当地域に住所がないと固定電話番号を取得できない、導入に審査が必要など規制強化されました。

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