ここでは、中小企業がクラウドPBXを導入するメリットや、必要な機能、選ぶ際に注意したいポイントなどをご紹介します。初期費用0円で月額費用が1万円以下のクラウドPBX3選もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
中小企業でクラウドPBXを導入するメリットは、柔軟な通話ができる点です。インターネット回線さえつながっていれば外出先でも通話ができるので、個人事業主やスタートアップなど少人数で駆け回っている企業や、外出が多い企業におすすめです。
電話端末や社用携帯をわざわざ購入したり、従来のビジネスフォンのような工事も必要ないため、コストを抑えて導入できる点もメリットです。社員数の増減に合わせた設定なども簡単で、社員数の増減が激しい企業でも無駄なく利用できるでしょう。
オフィスを移転しても電話番号が変わらない点、レイアウト変更も業者いらずで簡単に行える点なども大きなメリットです。
中小企業で自社に合ったクラウドPBXを選ぶ際、気をつけたいのが、対応デバイスの種類です。携帯電話やスマートフォンだけでなく、PCやタブレット端末、IP電話機などさまざまな機器で利用できるサービスもありますが、中には利用デバイスが制限されているケースもあるので、よく確認してみてください。
また、利用可能な端末数(内線数)も要チェック。サービスによっては、最低契約台数が設定されている場合もあります。現在必要な回線数はもちろん、将来的に利用者数が増えた場合も見据えてサービスを選びましょう。
現在使用している電話番号をそのまま使いたい場合は、既存回線の引継ぎができるかどうかもポイントです。対応していないサービスでは、新たに電話番号を取得するか、番号を引き継ぐためにゲートウェイを導入しなくてはなりません。
クラウドPBXは、サービス提供者ごとに初期費用や月額費用が異なります。予算を多く取れない中小企業だからこそ、できれば費用を抑えて導入・運用したいとお考えでしょう。
費用面でチェックしたいのは初期費用と月額費用です。1契約あたりの費用を算出すれば、よりお得なサービスを探すことができます。
ただし、サービスによっては、基本機能が少なくオプションになるものもあります。自社にとって必要な機能を揃えるためにはどのくらいの費用がかかるのか、よく確認してみましょう。また、スタッフの増減が多いような業種であれば、追加IDの費用も確認しておくことも大切です。
「できるだけ早く導入したい!」という企業は、導入スピードも要チェック。サービスの中には、導入まで日数がかかるものがあるようです。
ここでは初期費用0円で月額費用が1万円以下の3つのクラウドPBXをピックアップして紹介します。
※2022年9月30日調査時点で、「クラウドPBX」とGoogle検索し表示される20社のサービスうち、
初期費用0円で月額費用が1万円以下のクラウドPBXを安い順にピックアップしています。
引用元:NRC
(https://nrc-first.com/service.html)
モバビジは、初期費用0円、月額費用IDあたり480円と非常にリーズナブルなクラウドPBXです。初月費用も無料なので、コストをかけずに導入することが可能。月額サービスで、従業員の増減に合わせて月額精算できる点や、個人のスマホ利用で携帯端末支給コストがかからない点も魅力です。
着信優先機能や複数番号運用機能といった、ビジネスに欠かせないさまざまな機能も標準で搭載。総務省判定基準「クラスA」に認定されており、固定電話並みの通話品質を実現している点も魅力です。
引用元:クラコール
(https://clocall.jp/pbx/)
クラコールPBXは、初期費用0円、月額費用1,078円(税込)で利用できるクラウドPBXです。6ユーザー以降はサービス基本料無料なので、人数が多いほどお得に利用することができます。
1回線1ヶ月から導入でき、スマートフォン、パソコン、SIP電話機など、さまざまなデバイスで利用が可能。在宅勤務者への同時着信&内線転送にも対応しているので、営業マンが多い企業やテレワークを推進したい企業などにおすすめです。30日間無料お試しで音声品質を確認することもできます。
引用元:まとめてクラウド
(https://www.fleapbx.com/)
初期費用0円、月額費用は、代表回線1本と内線5本の合計6回線を5,280円(税込)で利用できるクラウドPBXです。最初から5回線がセットになっているワンプライスなので、複雑な料金設定に悩まず導入することが可能。
しかも、内線5回線にはそれぞれ独立した050番号が付与されているので、個別のダイヤルイン番号として使えます。初期費用、メンテナンス料、内線通話がすべて0円。社員の増加などによる回線追加は、1回線1,078円(税込・050ダイヤルイン番号付き)で行えます。
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"中小企業でクラウドPBXを選ぶ際は、対応可能なデバイスや端末数(内線数)などをよく確認して、自社に合ったサービスを選びましょう。
特に気をつけたいのが、初期費用と月額費用です。クラウドPBXはさまざまな事業者がサービスを提供しており、料金設定は会社ごとに大きく異なります。「安い!」と思って飛びつくのはNG。欲しい機能がオプションでしか使えなかったり、最低契約台数が決まっていて、ムダに多い台数を契約してしまった、なんて失敗例があるようです。各サービスの機能や契約条件をよく確認してシステムを選びましょう。
こちらのページでは、導入スピードが速く、手間がかからないなど、こだわり別に選んだ5つのクラウドPBXシステムについてご紹介しています。機能別に絞り込み検索ができるので、ぜひご確認ください。
ここでは調査した20製品のうち、公式サイトに導入実績や実例を記載している信頼できるクラウドPBXの中から、
こだわり別におすすめのサービスを紹介します。
※2022年9月30日調査時点で、「クラウドPBX」とGoogle検索し表示されるクラウドPBX対応の会社20社のうち、導入実績や実例を公式サイトに掲載している10製品をピックアップ。そのなかで、公式HPで確認できる情報もとに以下の条件でこだわり別に各商品を選定しています。
■コスト・安さ=モバビジ(導入費用・月額費用が最も低価格だったため)
■システム連携=BIZTEL(連携できるシステム数が最も多かったため)
■導入スピード=CLOUD PHONE(導入までの日数が最も短期間だったため)
■導入実績=MOT/PBX(導入企業の社数が最も多かったため)
■音質=モバビジ(複数の機器で総務省判定基準クラスAを取得しているため)